数字を使ったイマドキの男の子の名付け
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兄弟の数が多かった時代には、次男だから「裕二」、三男だから「三郎」といったように名前に数字を入れて生まれた順番を表す男の子の名付けが多かったものです。
ちなみに、あのイチロー選手は次男ですから、「一朗・一郎=長男」というセオリーはイチロー選手が赤ちゃんの頃にも絶対ではなかった面もあるんですね。
さらに、今は少子化で複数の男の子が兄弟というパターンも減ったうえに、兄弟の上下関係の意識も薄いことから、数字を入れた男の子の名付けはもっと自由な感覚になっているようです。
名前に使われる数字のダントツ一位はやはり「一」。
「一翔(かずと)」、「太一(たいち)」、「一輝(かずき)」、「一真(かずま)」などが人気です。
長男の場合もあるでしょうし、1月生まれの男の子の名付けとしても使われるようです。
この法則でいくと、2月生まれだから「仁(じん)」、5月生まれだから「悠吾(ゆうご)」という名付けも可能です。
また、「千」という数字を使った「千尋(ちひろ)」、「千明(ちあき)」も魅力的な名前ですが、女の子に間違われることもあります。
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最近の男の子の名付けは長男らしい名前がめっきり減った?
子供が多かった時代は、最初の男の子が生まれたら長男らしい名付けを考えたものでした。
その時代には「太郎」、「慎太郎」、「純一郎」など、名を語っただけで長男をアピールできたものが多かった印象です。
ところが、今は長男と言っても男の子が一人しかしない家やそもそも一人っ子も多い時代ですから、男の子の名付けに以前のような長男らしさの特徴は薄まっています。
「一」の数字を入れた「一輝(かずき)」、「一颯(いぶき)」、「一真(かずま)」や、以前はよく長男の名付けに使われた「太」を止め字にした「涼太(りょうた)」、「翔太(しょうた)」、「瑛太(えいた)」の名前は人気ですが、必ずしも長男特有の名前でもなくなりました。
代わりに、次男に使うとされる「仁」の字は長男でも使われるようになり、「仁(じん)」、「結仁(ゆいと)」、「悠仁(ゆうと)」は男の子の名前としてよく耳にします。
今は、長男の名付けは親が自由な選択で決定し、次男が生まれた時に初めて止め字や字数を揃えるなどバランスを取る傾向が強いのではないでしょうか。
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