「えな」って女の子の名前は響きが英語っぽいですが、実はバリバリの日本的な名付けの由来があります。
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女の子の名付けを考える場合、親が願う成長のイメージと名前の響きを重視することが予想されます。
「思いやりや慈しみに恵まれる」ということで、「恵」の字を用いたりするのは昔からの常套手段ですが、最近では英語っぽいの響きを日本語に直すということで、「あいる」や「えま」などの名前が人気を博しています。
ところで、女の子の名前で「えな」と名付けられた子にどんなイメージがありますか?
個人差はあると思いますが、「えな」にはフワッとした癒しを与えるような、可愛らしいイメージが湧いてきますが、実は「後産で出てくる胎盤」を指す言葉なのです。
一瞬ビックリするかもしれませんが、「えな」は漢字で「胞衣」と書きます。
お腹の中で母親から栄養を受け取る胎盤を、父と母から受け継いだ細胞すなわち生命の源を包み込む衣として捉えていたのかもしれませんね。
また、「えな」という名付けで最も使われているのが「恵那」で、岐阜県にある恵那山と同じ字です。
この恵那山は日本神話で出てくる「天照大神」の胎盤を埋めた山として、信仰の対象にもなっています。
女の子の名付けに「えな」を用いるのは、女の子に宿す母性本能からきているのかもしれませんね。
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えまのように女の子の名前の種類で、名付けのバリエーション豊富なのは日本ぐらい
日本では男女別にその年で最も多く名付けられた名前のランキングを年末に発表するので、このランキングの結果を聞くと、「今年一年がそろそろ終わるなぁ」とセンチメンタルな気分になる人が少なくありません。
実は名付けの人気ランキングは日本だけではなく、海外にもあります。
海外の場合、良く知られているのが英国王室のウィリアム王子の第1子である「ジョージ」が、その年の名付け人気ナンバーワンになったのは記憶に新しいところです。
海外の場合は、歴史的に功績のある王の名前(ジョージやエリザベスなど)や、キリスト聖人の名前(マイケルやルカ)などが定評があります。
これとは逆の方向を向いているのが日本の赤ちゃんの名付け方です。
オーソドックスな名前も生きていますが、外人風の名前も人気があるので「和洋折衷」のバリエーションがあります。
女の子の名前を例にしてあげると「じゅり」や「えま」は、外国人の名前から派生したものです。
「じゅり」は「ジュリー」の相性ですし、「えま」に至ってはそのままです。
ですから、外国人の方にとって、純粋な日本人の女の子なのに「えま」という名前を持っているのは不思議な感覚になるそうです。
また、男の子とも女の子とも区別がつかない名前が存在しているのは、世界広しと言えども「日本」くらいなのだそうです。
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